法要と永平寺

泊まるとは聞いていたが・・・
義父の13回忌法要が、福井の永平寺であった。私は永平寺に行くのが初めてだったので、泊まると聞いて、近くのホテルに泊まるものだと思っていた。
ところが、前日の3時までに受付して、4時半に法要、5時半に夕食が始まる・・・と聞いて、ホテルのチェックインや食事にしては時間がへんだなぁと思っていると、永平寺に泊まる事がわかったのだ。
1日目のスケジュール
16 :30 13回忌法要
17:30 薬石(夕飯)・・・座禅までに入浴
19 : 00 座禅
19 : 30 法話
20 : 10 映画
21 : 00 開枕(消灯)
yuka
精進料理、座禅、説法と日常生活ではあまり経験する事がない事ばかりで、9時消灯は早すぎると思っていたけれど、次の日の4時起床も気になり、あっという間に寝てしまった
2日目のスケジュール
4:00 起床
4: 20 暁天中法話
5 : 05 法堂へ移動
5 : 30 朝課(朝のおつとめ)
6 : 30 諸堂案内
7 : 30 少食(朝食)
8 : 00 出発準備
終わり次第 下山
yuka
前日も4時半起床で車を運転して福井まで来て、4時前に準備して起きて、本当に修行に来ているようだった。朝のおつとめを総勢100人近いお坊さん方とするのは身が引き締まる思いがした
永平寺について
永平寺は、道元禅師(どうげんぜんじ)によって開かれた坐禅修行の道場で、曹洞宗の大本山です。
1244(寛元2年)道元禅師45歳の時に傘松峰大仏寺として建立され、その2年後の1246(寛元4年)に吉祥山永平寺と改められました。
770年以上経った今も永平寺の修行は禅宗の中で最も厳しいと言われ、約160名の雲水(うんすい)と呼ばれる修行僧が修行生活を送っています。
曹洞宗は、日本にいる信者が約157万人、寺院数は約14,000あり
総本山は、14,000ある寺院の一番トップに位置するお寺です。

yuka
他にもたくさん紹介したいのだが、あまりにも情報が多すぎるので割愛します
帰宅してからの生活
- 特に変わった訳ではないけれど、同じ日本で修行僧の方の毎日の生活を知り、自分達がいかに便利な生活をし、慌ただしく毎日過ごしているのか、1日は充実しているのか、など考える機会が増えた。
- 日の出と共に起き、暗くなったら寝る事はやはり理にかなっている気がする。無駄な電気も使わずに済むし、自律神経も整うのだろう。
- 桶一杯で朝の洗面などを済ませる修行僧。水を大切に使い、無駄にしない。自分はと言えば、水を出しっぱなしにしてしまうのは、正直なところ時々ある。
- 他にも、食事は加工食品が食卓に上がると、何故か底知れぬ罪悪感が出て来てしまう。マヨネーズやケチャップ、粒マスタードにクリームソースなど。普段使用しているものまでもが、良くない対象としてみてしまう。気にしすぎだとも思う。
yuka
そんな事もありながら、永平寺での貴重な体験は今後の生活に良い影響を与えてくれたと思っている。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



