
『アラ古希弁護士 怜華』

と始まります。絵自体は、好きでも嫌いでもなかったけど、内容が面白い。
離婚問題になると、もちろん弁護士という事もあり、理路整然としていてる怜華さんはとにかく依頼人だけではなく、その周りの人にも納得の提案をする。お歳のお陰もあるのか、皆を包み込む優しさで、難問を解決していく様は、見ていて清々しい。
嫁・姑問題
あらすじ
怜華さんの再婚相手の連れ子(太朗)が結婚をし、子供(夢斗むと)もできた。でも海外単身赴任になり、家族を連れては行けないため、奥さん(杏奈)と子供を日本に残すことに。
マイホームの資金も貯めたいし、と言うことで義理母の怜華さんと同居することになったのだが、怜華さんは弁護士事務所をしていて杏奈さんは手伝うことになる。
『依頼者さんが現状から一歩踏み出したり、今より幸せになるために手伝いをする』
と怜華さんは、弁護士の仕事に誇りを持ってやっている。
真面目で実直な姑の怜華さんと違って、杏奈さんは、社交的でどんな人とも、すぐに仲良くなってしまう。その事が、弁護士の怜華さんにはあまり肯定的には思われてなかったけれど、徐々に杏奈さんのその部分が、周辺調査や、依頼人への対応の仕方等で怜華さんが受け入れていく。
それらをふまえ、怜華さんがより良い方向に指南していく様は爽快で、かつ気持ちもほっこりする。
人との繋がり
一見すると、希薄だと言われる人間関係も、ご近所さんや、同級生、仕事関係、どれでも、誰に対しても思いやりや、誠意を持って接して行けばどうにかなる。
というように、思えてならなかった。
漫画で教わる事が多々ある。人気の漫画ではないのかもしれないけれど、内容もしっかりしていて読み応えがある面白いお話です。
電子書籍で
数年前から、漫画は管理が大変で場所もとるので、完全電子書籍で読んでいる。人に貸す事ができないのが難点ではあるけれど、好きな時に、どんな場所でも読めるので気に入っている。
今後も電子書籍で購入していこうと思っているが、単行本と違い売る事ができないので、購入するときは、その辺もよく考えなくては、とも思っている。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

